道東一周の旅

10月に北海道、主に道東を旅してきました。北海道は広く、食べ物のおいしいところでした。

移動日(行き)

京都から北海道に行く手段として真っ先に思い浮かぶのがトワイライトエクスプレスです。初乗車だったので始発大阪から乗り込みました。

昼食

昼食はトワイライトエクスプレスの食堂車でオムライスと海老フライ サラダ添えを注文。オムライスは最近よく見るトロトロタイプではなく昔ながらフワフワのもので、バターの香りが効いていました。海老フライのエビも身が締まっており、琵琶湖の景色と合わせて大満足です。

夕食

食堂車でのフランス料理ディナーコース。メニューは以下の通りで、前菜・スープ・魚料理と一緒にそれぞれ違う種類のパンが出てきました。特に魚料理と塩味の利いたドイツパンがおいしかったです。それとは別に赤ワインのミニボトルを頼んだのですが、そのアルコールが変に回ってしまったのと、前菜・肉料理がややこってり過ぎたので隅々まで味わいつくすとまではいきませんでした。

  • カニとアボカドのガトー仕立て 柑橘ソース
  • 根セロリのスープ 秋栗とトリュフ添え
  • イトヨリのサフランソース
  • 仔牛のクレピネットと胸腺肉のトルテュ仕立て
  • あんずのコンポートを詰めたプロフィトロールとバジルのアイスクリーム
  • コーヒー

道内初日

夕張に足を延ばしました。

朝食

食堂車で和朝食。写真の内容にご飯・お味噌汁・食後の紅茶がつきます。広がる太平洋を眺めながら、ふっくら甘い鮭に舌鼓を打ちました。

昼食

新夕張駅すぐそこの道の駅夕張メロードで「夕張バーガー」をいただきました。鹿肉ジンギスカン使用とありましたが、牛肉よりクセと噛み応えがあり、かといって臭みはなくおいしかったです。

夕食

南千歳駅で購入した「蛸わっぱめし」。軟らかく煮えた蛸が盛りだくさんでした。

行程

道内2日目

滝川から釧路まで300kmを8時間、走行距離日本最長の定期普通列車2429Dに乗り、根室本線を走破しました。

朝食

宿での朝食。おかずの種類が多くおいしかったです。

昼食

池田駅の駅弁「十勝牛のワイン漬けステーキ弁当」。駅弁とは言いますが駅構内に売店があるわけではなく、駅前の「レストランよねくら」にあらかじめ注文しておくと、列車停車中に車両の乗降口へできたてを届けてくれるというもの。柔らかく肉汁たっぷりのお肉がミディアムに焼けて食べでは十分。列車内で温かいステーキが食べられるとは鉄道旅行冥利に尽きます。

おやつ

同じくレストランよねくらの「バナナ饅頭」。もちもちした生地にバナナの香りの餡が詰まった、おやつによし、デザートによし、腹つなぎによしの一品です。

夕食

釧路駅で購入した「サーモン三色寿し弁当」。注目すべきはサーモンの厚さ、押し寿司の体をしていますがご飯と一緒につかめないほど肉厚です。添えられた茎わかめも歯ざわりよく、最後までおいしくいただきました。

行程

道内3日目

日本最東端の駅、東根室駅から出発。釧網本線を走り、途中2駅で駅構内の足湯に浸かりました。

朝食

昨日のバナナ饅頭の残り。冷えてもおいしいです。

昼食

釧路は和商市場での「勝手丼」。ご飯を買い、市場内の店で好きな海鮮ネタを入れてもらいます。お店の人のおすすめも交えてタンタカ、時鮭、ヒラメ縁側、鯨、マグロ大トロ、ウニを選択。とろける甘さのウニに時鮭、大トロも口の中でとろけて絶品でした。

夕食

釧路駅で買った「くしろさんぼう寿し」。脂の乗った秋刀魚を酢飯ががっしり受け止め、昆布が優しく包み込みます。アクセントの生姜も効いていて、一本丸ごとのボリュームも満天。日本に生まれたことへの感謝が止まらなくなる味でした。

行程

道内4日目

1日2本しか列車の止まらない秘境駅石北本線上白滝駅に寄りました。行き帰りとも列車というわけにはいかないので、隣駅から40分ほど歩いての到着、そのまま上白滝駅での最終列車に乗って去りました。

朝食

遠軽駅の名物駅弁「かにめし」を食べようと思っていたら、なんと調製元が火事で当面休止とのこと。仕方なく車内販売で網走の「帆立弁当」を購入しましたが、これはこれで甘辛く味付けされたホタテがごろごろ入っていておいしかったです。

昼食

深川駅の「番屋めし」、土日限定販売の駅弁だそうです。内容は煮物中心の昔ながらのお弁当といった感じ。ニシンと数の子の組み合わせが嬉しいです。

夕食

旭川のラーメン店「一蔵」で「一蔵ラーメン 正油」をいただきました。それ自体はあっさりした感じでしたが、ほかにもさまざまな種類のラーメンがあったので、店全体がそうかはわからないです。

行程

道内5日目

周遊きっぷ札幌・道央ゾーンを使い倒すべく、富良野線・石勝線経由で札幌に帰還。寝台特急北斗星で北海道を後にしました。

朝食

ホテルの朝食バイキング。和洋取り揃えられていましたが、朝粥に魚介で作った食べるラー油イクラの取り合わせがそれぞれおいしく、食が進みました。

昼食

新得駅の駅そば。新得はそばで有名らしく、駅そばも名が知られています。

夕食

夕食は北斗星の食堂車でいただきました。予約制のディナータイムが2回あった後、夜9時から予約不要のパブタイムになると聞いていたのですが、8時20分にパブタイム開始の車内放送があり、あわてて食堂車へ向かいました。ひょっとするとディナータイムの予約が1回分しか埋まらなかったのかもしれません。頼んだのはビーフシチューセット。ビーフシチューにリヨン風サラダ、パン、コーヒーがつきます。サラダはポーチドエッグが乗っておりまろやかな味わい、ビーフシチューのお肉も柔らかく、旅の最終夜を彩るにふさわしいものでした。

移動日 (帰り)

上野で北斗星カシオペアの並ぶ姿を目撃。特に寄り道せずそのまま新幹線で帰宅しました。

朝食

旅の最後の食事は食堂車での洋朝食でした。ソーセージ、スクランブルエッグ、ハッシュドポテト、どれも最後の食事と思えばおいしさも増しますが、特に厚切りのロースハムがよかったです。食後のコーヒーもゆっくり味わい、食堂車の名残を惜しみました。

行程

まとめ

親の教え「旅先で食費はケチるな」を守ることで、よい旅ができました。
その他写真

番外: お土産

道内最終日、札幌駅で2時間ほど余裕があったので地下街をうろうろしていたら、エスタ大食品街で六花亭とロイズの店舗を発見。悩んだ末に六花亭板チョコ六花のつゆ、ロイズのポップコーンチョコレートフルーツバーチョコレートを購入しました(手で持ち帰るので生チョコは断念)。中でも六花のつゆ(ブランデーボンボン、ワインボンボン、梅酒ボンボンなどボンボン詰め合わせ)がおいしく、評判もよかったです。

番外: トワイライトエクスプレスのチケット確保まで

個人でJRのチケットを取れるのは、1ヶ月前の午前10時からとなります。トワイライトエクスプレスの切符(特急券、寝台券)を確保すべく、第1希望B個室、第2希望B寝台(開放寝台、廊下との仕切り扉がない)で近畿日本ツーリスト日本旅行JTBの3社に発券を依頼。さらに自分でもみどりの窓口に並んでその時刻を迎えると同時に発券を試みてもらったのですが、あえなく全滅してしまいました。
4日後、当初予定2日遅れの列車のB寝台が取れ、旅程変更も考えましたが、その翌日、キャンセル待ちに変更してもらっていた近ツーからB個室が取れたと連絡があり、当初の予定通り旅を決行できたのです。