去年今年に食べた駅弁

本記事ははてなスタッフアドベントカレンダー2016の12日目の記事である。テーマは「好きなもの」、筆者はid:nanto_vi


私は鉄道旅行が好きなのだが、その楽しみのひとつに駅弁がある。そこで、2年以内に食べた駅弁を並べてみた。(食べた順)

ふくめし (小倉駅)

容器がかわいい。シロサバフグの一夜干しに三種のから揚げにと食べ出がある。

ふみばこ弁当 (金沢駅)

金沢の老舗料亭・大友楼によるお弁当。「ふみばこ弁当(大)」と「ふみばこ弁当(小)」があるがこちらは大のほう。味も見た目も華やか。甘めのあんの治部煮にわさびを利かせて食べるのがおいしい。要予約。

鱈めし (直江津駅)

私の一番好きな駅弁。棒ダラ甘露煮、炙りタラコ、タラの酢の物ととにかくタラ尽くしで、食べていると思わず笑みがこぼれてしまう。

春よ恋 (直江津駅)

鱈めしと同じホテルハイマートによる、季節限定のお弁当。全体的にほろ苦さの漂う大人の味。これをもって花見に出かけたらさぞや楽しからん。要予約。

おしながき
一、福らげ揚げ寿し
   蕗のとう味噌味 割大根梅漬
一、桜めし
一、野焼
   もち粉 こご芽 味噌だれ
一、さいなが烏賊酒粕焼き
一、煮物
   ぜんまい 山筍 車麩 桜花大根 人参

平泉うにごはん (一ノ関駅)

蒸しウニのほのかな甘みに箸が進む。茎ワカメの食感が箸休めにもってこい。

ふくのしま豚の醍醐味 (郡山駅)

豚を様々に味わえ、肉好きにはたまらない。

にしんかずのこさけいくら (長岡駅)

会津若松駅から新津駅まで列車に揺られている間、ボックス席の向かいに学生と思しきカップルが座っていた。漏れ聞こえる会話からするに私と同じく京都からきている様子。終点も近づいたころに思い切って話しかけてみたところ、果たしてその通りで青春18きっぷを使った旅行中だという。

新津駅で列車を乗り換えるのだが、来た列車は特急車両を使ったもので通路の左右に二人掛けリクライニングシートが並ぶ。私は運よく空いた二人掛けの片方に陣取ったのだが、先ほどのカップルが後から乗り込んできたときにはすでに二人並んでの空きがなく、カップルはそれぞれ別の席に座った。

前の列車での話からするに、カップルは私より長くこの列車に乗り続けるはず。発車時刻になっても私の隣席に人が来ないので、二人掛けをカップルに譲り、私はカップルの片方がいったん座った(すでに隣に人のいる)席に移った。

その後私は一足先に長岡駅で下車したのだが、列車を降りて振り返るとカップルの男性のほうが車内から手を振って見送ってくれていた。こんな自分でも人の旅の思い出に少しばかり貢献できたのかもしれないと嬉しく思う出来事だった。

シウマイ弁当 (東京駅)

横浜・崎陽軒のものだが東京駅構内で購入。シウマイだけではなく各おかずの取り合わせが抜群で、毎日食べても飽きないお弁当としての完成度が高い。

いかすみ弁当黒めし (鳥取駅)

磯の香り漂うイカ墨入りご飯にイカの食感がよく合う。イカ団子もおいしい。

本居宣長辨當 (松阪駅)

松阪駅といえばすき焼き風の駅弁が有名だが、今回は軽くおなかに入れたいというのもあってこちらを選択。甘辛いしぐれ煮・そぼろ煮は安心の味。

金沢三昧 (金沢駅)

カニ能登牛、ノドグロが入っている。お弁当にする以上ノドグロは酢締めになってしまうのだが、個人的には生か焼きでいただきたいところ。

磯の漁火 (上越妙高駅)

鱈めしと同じホテルハイマート調製。北陸新幹線の金沢延伸に伴い上越妙高駅でも取り扱うようになった。酒のあてにもってこいのおかずが並ぶ。

とろサーモン炙り寿司 (盛岡駅)

しっかり食べごたえのあるサーモンで海鮮親子を楽しめる。

山海いろごはん (下りスーパー北斗)

札幌行きスーパー北斗での車内販売限定のお弁当。丸々ホタテがボリューミー。

活ホタテ・ホッキ バター焼き弁当 (札幌駅)

コリコリしたホッキ貝の食感が癖になる。ホッキ貝を使った駅弁といえば母恋駅の母恋めしも外せない。

四季の花詩 (金沢駅)

金沢駅・金沢百番街の大友楼の店舗で購入。厳密には駅弁でないかも。ふみばこ弁当と同じく、ひとつひとつのおかずに丁寧なおいしさが詰まっている。

うにめし (小倉駅)

ウニ入り炊き込みご飯に数の子ウニが食欲を増進させる。

大名道中駕籠かしわ (小倉駅)

福岡の駅弁といって最初に名の挙がるかしわめし、口に入れた瞬間広がる鶏のうまみに箸が止まらない。おかずも色とりどりでまさに大名気分。