京寿司試食会

縁あって京寿司試食会にお邪魔させていただきました。「京寿司」とは聞きなれない言葉ですが、なれ寿司や押し寿司の系譜を組むもので、伝統的な京都のおすし屋さんの中には握り寿司を一切出さないところもあるそうです。

写真左が京風の細工寿司、右が東京風です。東京風はお寿司として(ご飯と一緒になってという意味だと思います)味わえるのに対し、京風はお刺身のようにいただけるとのこと。一般的な「お寿司」の印象とはちょっと違う面も多いみたいです。

試食会では見た目もかわいらしい「京のちとせずし」をいただきました。各お寿司の説明は京のちとせずしキャンペーンページに譲るとして、個人的に一番おいしかったのは鯛の手鞠寿司(写真左上)。昆布締めにされた鯛のねっとりとした旨みに木の芽の香りが合わさっていつまでも噛み締めていたい味でした。私、大学時代にバイト先で初めて昆布締めを食べさせてもらったのですが、ホントおいしいものですね。何でも昆布締めにしちゃう人が出てくるのもううなずけます。
サーモン薔薇細工寿司(写真左下)も崩れないよう下側をおぼろ昆布で巻いてあって味わい深く、煮アナゴの笹の葉茶巾(写真右上)も笹の香りがよく効いておいしかったです。七五三向けに今週末より予約開始とのことですが、子供のみならず7 + 5 × 3 = 22歳とか7 × 5 - 3 = 32歳とか、誰にでも食べてもらいたい味でした。